竜也大丈夫かな?

「竜也どう?」

 竜也はゆっくりこちらを向いた。

「もう大丈夫だ。直った。」

「直った?」

 竜也はしまった、というような表情をする。

「何でもねぇ、早く入るぞ!」

 あっ、また忘れてた。

 カフェの前だったんだよね。

 ……ということは…。

 私が抱きついたの周りの人に見られてたってこと?!

「最悪……。私、変人に思われてるよ。絶対……。」

「そんなことより早くしろよ。」

 パシッ──