──……1時限目が始まった。
「えー、突然だが、文化祭についての話し合いをしたいと思う。」
えーーーーーー!
ホントに突然すぎーーーーーーー!
まぁ、こんな季節だし、そろそろあるかな?とは思ってたけど、そんな急に言わなくても……。
「静かに!これから先生はちょっと出かけなくてはいけないので、学級委員を中心に話し合うように。」
そう言って先生は教室を出て行った……。
マジか……。
自分から話し合うって言ったのに……。
「それじゃあ、話し合いに入りたいとおもいます。誰か案はないですか?」
そして、1人の男の子が手を挙げた。
「はいはーい。『メイド喫茶』がいいと思いまーす。」
うっわー。
定番でちゃたよ。
メイドとか有り得ない……。
「何よそれーー。めちゃめちゃ定番だし、有り得ないから。」
そうたそうだ。
もっと言っちゃえ~。
「でもさ、結奈ちゃんのメイド姿見たくね?」
私かーーーーーーーーーー!!
嫌々嫌々、絶対無理!
誰か反対してーーーーーーーーーー!!
「確かに結奈様のメイド姿見たいかも……。」
いーーーやーーーー!
肯定しちゃってる!
ヤダヤダヤダヤダ。