あの後俺はもの凄い速さでしたくをして、一階に降りた。

「あらっ?竜也、お出かけ?」

 あ~ぁ母さんに気づかれちまった。

「あぁ。ちょっと出かけてくる。」

 別に嘘じゃねぇよな。

 結奈と買い物するなんて言わなくていいだろ。

 言ったらめんどくさくなるし。

「そう。…もしかしてデート?」

 はぁぁぁぁぁぁ!!

「そそそそそそんなんじゃねぇ!ちょっと結奈の買い物に付き合うだけだ!」

「まぁ!結奈ちゃんて、あの結奈ちゃん?昔も可愛かったけど、今はもっと可愛くなってるでしょ?あっ、もしかして結奈ちゃんと付き合ってるの?」

 結奈と付き合ってる?!

「ん、んなわけねぇだろ//!ただ文化祭でいろいろあっただけだっ!」

 俺が結奈と付き合えるわけねぇだろ///