麻美の死。
菜々美の告白。


衝撃的な俺の中での事件。


どうしてあんなに菜々美が大人になろうと、必死になっていたのか。
やっと理解した俺は本当に鈍感だ。
俺の為、だった。

麻美になろうと、菜々美なりに必死だったんだ。



俺は麻美を過去にしなきゃ、いけないのだろうか。



しばらくは、麻美の幻影を求めては苦しむのかもしれない。


だけど。
麻美はきっと、今、現在を生きて欲しいはずだ。


そうやって、考えたら…答えはわかりきってる。