いつもの倉庫まで。
結構、近付いてきた。



そこで。
終わりだ。








あたしらの最期だ。






「あ、麻美さん!!」




後ろから一台、花蓮の後輩があたしのとこまでスピードを上げて近付いてくる。



「どうした!?」


「光、光の奴らです!!」


「ああ!?」






あいつら、最後の最期まで。




…あたしのこと、好きすぎじゃねえの??





そう、思ってると数台のバイクが横を過ぎる。



あたしの視界に入ったのは凛だ。




凛は先頭まで躍り出ると、あたしの傍にぴったりとくっついた。




凛の顔を睨み付ける。
だけど、凛からはいつものような睨みがない。




どこか、拍子抜けしながらも凛を見ると凛が口を開いた。