――――――――
「さいっこう!!!!」
スピードを上げれば上げるほどに、頬に当たる風が快感であたしは大声で叫ぶ。
隣で同じように飛ばしていた佐緒里と朱美があたしのことを見てけらけら笑う。
「麻美ーーー!!!
飛ばすねーーーー」
「まじきっもちいーじゃん!!」
多分。
最高の笑顔をしてたと思う。
それも束の間。
「麻美!!!
おまわり!」
星が輝く空を仰いでいたあたしの耳に朱美の声が響く。
あたしは暗闇に目を凝らした。
確かに暗がりにパトカーが見えた。
「ルート変更だ!真っ直ぐだ!!」
すぐにあたしが言うと
「オーライ!!」
朱美が返事をする。
「こと、囮行くよ!」
「あたしが行く!!」
そう言って、あたしがパトカーのいる方へ曲がろうとした時、声がかかった。
「必要ねーぞ!!麻美!!!」
「さいっこう!!!!」
スピードを上げれば上げるほどに、頬に当たる風が快感であたしは大声で叫ぶ。
隣で同じように飛ばしていた佐緒里と朱美があたしのことを見てけらけら笑う。
「麻美ーーー!!!
飛ばすねーーーー」
「まじきっもちいーじゃん!!」
多分。
最高の笑顔をしてたと思う。
それも束の間。
「麻美!!!
おまわり!」
星が輝く空を仰いでいたあたしの耳に朱美の声が響く。
あたしは暗闇に目を凝らした。
確かに暗がりにパトカーが見えた。
「ルート変更だ!真っ直ぐだ!!」
すぐにあたしが言うと
「オーライ!!」
朱美が返事をする。
「こと、囮行くよ!」
「あたしが行く!!」
そう言って、あたしがパトカーのいる方へ曲がろうとした時、声がかかった。
「必要ねーぞ!!麻美!!!」