…光だ。
あたしがいなくなった後にも凛は花蓮になにかするかもしれない。
あたしがいる時はいい。
いなくなってからのことを考えたら…。
無理だった。
だから、あたしが死ぬ前に手を下さないとならない。
そう、思ってた矢先だった。
凛が花蓮に手を出してきたのは。
後輩が血を流して倒れてるのを見て。
あたしは花蓮の仲間を連れ立った。
いつもの河原。
光の溜り場。
あたしはこっちを睨む光の中にずんずんと進んでいく。
光はあたしを囲むように立っている。
その後ろには花蓮の仲間。
佐緒里に琴子、朱美。
光のアタマ凛と対面する。