「お前いい加減にしろよ!ちょっと頭いいからって調子に乗りやがって!!」


「そうだぞ!!偉そうに!!」


「少しは大人しく出来ねぇのかよっ」


次々に遠藤への不満を本人にぶつける男子達に、教室内の空気は非常に重苦しい状態に。


「オイオイ……」


男子の隙間から遠藤を見てみると、遠藤は眉間にシワを寄せながらも、男子達を睨み返していた。


「私は偉そうになんかしてないわよ!」


やめときゃいいのに、負けず嫌いな遠藤は言い返してしまう。


そんなやり取りが1・2分続いた、その時だった。


「黙れよ!!」