男子のあまりのサボり具合に、遠藤がブチ切れる。


怒った遠藤は、ホウキで思いっきりクラスの男子のリーダー格を叩いてしまった。


「イッテェーーー!何すんだよ遠藤!!この暴力女!!」


ギロリと睨まれるも、「掃除やんないからいけないんでしょう!?」と譲らない遠藤。


「稚鶴、謝った方が………」


「嫌よ!絶対に嫌!!」


野々谷がフォローしようとしても、聞く耳を持たなかった。


「野々谷、ほっとけ」


オロオロしている野々谷を、隅っこに引っ張るオレ。


その内遠藤の周りを、男子達がグルッと取り囲んだ。