つまり遠藤はオレに嫌われてるって思い込みが強過ぎて、なかなかオレの告白信じてくれねぇんだな。


面倒くさいが、自分にも非はある。


信じてくれないなら………信じさせようじゃねぇか。


「んなのどうだっていいんだよ。オレはお前が好きなの。お前以外好きじゃねぇんだよ」


耳元で甘く告げると、遠藤の顔の赤みが増す。


「信じられないなら、信じてくれるまで何度だって言ってやる。――――好きだよ」


フワッと、彼女の頭を撫でる。


毛先が肩につく長さの黒髪が、サラサラと気持ち良かった。


「信じて…いいの………?」