「なあ、アイ」

次の日、俺はアイの机に座って、アイのピンで髪をとめ、アイの下敷きで風をおこしながらアイと話していた。


「何かな、おさぼりケイちゃん」

「俺、、、」

「なっ、、、!つっこめよ、てかなに…」


「なんでもねえや。昨日のノートちょーだい」

「…なんでこんな奴に負けるんだろう、、、いつもいつもさぼってるのに」


いつもはつっこみを入れるようなアイの一言に、まるで反応できない。


、、、昨日のアイの言葉が、なぜか頭から離れない。

むしむしとした真夏の空の下で、スッキリできることなんてあるのだろうか。