仲間達はもう校舎の外。 俺は向かいからくるセンコーも気にせず、やっぱりのんびり歩く。 「おい、お前、これから授業だぞ」 「はーい」 「どこに行くんだ」 「地球温暖化の勉強に」 ようやくすれ違うと、結局なにも言えないセンコーをしり目に、俺はまた歩き出した。 「ケイ!!!おせえよ」 「わりー」 たどり着いたのは、廃れた市営の陸上競技場。