俺らは、歯ブラシやシャンプーなどを買い終え、集合場所に向かった。
「あっ!」
行くと、丁度向こうも、ついたばっかで丁度良かった。
その時。
「私、トイレ…」
っといってその場を和音が逃げる。
「あ、俺も行…」
行こうとした雅樹を止める。
「ちょっといいか?」
俺の言葉で空気が重くなる。
「亀は知ってるだろうけど、和音、いじめられてるみたい…」
「それって、まさか俺らの…」
状況を把握した翔が聞いてくる。
「………」
静かに頷く。
「ねぇ、今度の水曜、仕事休みだよね?その日、こっそり除きにいかない?…学校…」
優等生の翔が言うはずのない事をいった。
「翔…いいの?水曜学校あるけど。」
亀が聞く。
「そんな事より、俺らのせいでいじめられてるなんて、ほっとけねーじゃん、」
いつものように笑って見せる翔…。
でも目は凄く怒りに満ちていた。
「でも、もし本当に酷かったらどうするの?」
亀がストレートな疑問を投げかける。
「そりゃ、黙ってはいられないでしょ。」
雅樹の言葉に同意する。

「ごめんね。遅くなって。」
和音が帰ってきた。
眼が晴れている。
「和音、どうし…」
「ねえ、お腹すかない?」
「う、うんそうだね!」
「いこいこ!」
また、雅樹が機構とするのを皆で止める。
さっき話したバッカなのに…。