バン

やっぱり私は、1回で当たらなかった。

残念……

「愛歌、よく狙って見ろよ」

康太は、またお金を渡して来た。

私は、よく狙ってバンって撃った。

「ヤッタ。康太、取れたよ」

私は、取れて喜んだ。

「よかったな。じゃあ、その怪獣俺にちょうだい」

「はい」

私は、康太に怪獣のぬいぐるみを渡した。

「でも、康太男なのにそんなのどこに置くの?」

私は、康太に言った。

「机の上でも飾るしかないだろ。愛歌は、どこに飾るの?」

「私も机の上。これ大事にするね。ありがとう」

私は、笑顔で言った。

「おう」

康太は、また照れていた。

「そこのお2人さん。ラブラブだね」

光輝君が言った。

「別にそんなラブラブなんて……」

私は、言った。

「それよりそっちは、何か取れた?」

康太が言った。

「私達の所は、何も取れてないよ。だって光輝お金ないて言うし、下手だから。それに比べて愛歌は、いいな」

詩織が言った。

「ひどいな。今度は、取ってやるから」

光輝君が言った。

「さー。どうだか」

詩織が言った。