嫌な予感がした僕は土足のまま家に飛び込み
さゆりの声がする方に走った。



さゆりー!
大丈夫か!?

さゆりの名前を無我夢中で叫んだ。




つばさくん!??

きちゃだめ!!





!??





そのとき僕はすでにさゆりの部屋のドアを開けていた。




まっさきに目に飛び込んできたものが

横たわって血だらけのさゆりの母親と父親


その横には牛のような仮面をつけた子供がいた。