小学校低学年のとき
私のクラスの愛ちゃんが
男子に告白したときがあった
小学校のブランコあたりだったと思う
愛ちゃんが男子を好きなのはクラスのみんなが知っていた
といのは、あからさまにわかる態度で示していたせいもあるが
小学1年生のとき図工で私が空き箱で象を作っていたときだ
その男子は私の工作を手伝ってくれた
そのおかげあってか
銀賞をもらえたのだ
クラスのみんなに誉められる中、愛ちゃんが言った言葉は
「こう君のおかげで賞をもらえたのよ!」
っと私に言ってきたのだそれで確信したのだった
そりゃ好きな男の子が他の女の子の作品を手伝っていたら嫉妬するだろう…
みんなが見守る中、
愛ちゃんは勇気をもって幼いながら精一杯、自分の恋心を伝えた
その結果はというと
こう君は愛ちゃんをふった
あとで愛ちゃんは泣きながら怒っていたのを覚えている
こう君はというと
「オレ、愛ちゃんあんま好きじゃねぇし」
と呑気に言って愛ちゃんのことなんてお構いなしに男子とかけっこやら、サッカーをしだす
まあ、こう君らしいってのもあるが今のはさすがに…愛ちゃん可哀想だなぁ
実は私のクラスの5人みんながこう君が好きだった
にも関わらず、みんな愛ちゃんの告白を見守っていた
小学1年生だったら自分が好きな男の子が
他の女の子に告白しようとする場面を見ても
純粋に応援できるものなのか…