「祐希ちゃんか…よろしくね」


不気味に笑いながら接近してくる椎名先輩の前に梨香ちゃんが立ちふさがる。


「はいはい、寄らない!」


「ぬぅ…」


「輝先輩に手伝ってほしい事が!」


梨香ちゃんが人差し指を立てて私が朝あったことを話し始めた。


「なるほどねー」


「あの…名前がわからないんです」


「大丈夫。だいたい見当ついたよ」


「え?」