─〜♪〜♪〜♪

始業のチャイムが鳴った。


「んじゃ、教科書借りてくね〜!」


ドンドン遠ざかって行く悠紀の背中。

何故か少し悲しい気持ちになった。


『次…サボろうかな…』

私は、屋上でサボる事にした。


先生に見付からないように、静かに歩いて向かった。


―ガチャ

屋上の扉を開けると…