俺、高校2年
神崎 直也のとなりにはいつも

あいつがいた。


あいつというのは、

前田 千尋


千尋は小さいころからの幼なじみだった。


小中高同じで、いつも俺の気持ちなんか


きいてもくれなかった・・・。




あいつの親は母親が千尋が産まれてすぐ


他界した。


父親は千尋を捨ててどこかへいってしまった



そんなとき、千尋がいつも「大丈夫」と
笑って平気な顔をしていた。