「寝るか。」

「うん。」



あたしと先生は歯磨きをしてから布団に入った。



この前くれた歯ブラシが、洗面台で先生の歯ブラシと並んでた事が嬉しかった。



先生はただ上を向いて目を瞑ってる。



今日は抱きしめてくれないの?



一気に寂しくなったあたしは、先生のTシャツを握りしめた。



「どうした?」

「どうもしない…。」



それから先生はあたしの方を向いて頭を撫でてくれた。



たまらなくなって先生の胸に顔を埋める。



先生は軽くギュッてしてくれた。



「オヤスミ未来。」

「オヤスミ先生…。」



あたしは先生に抱きつく形になって寝ようとした。



「未来。」

「ん?」

「これじゃ寝れねぇ。」

「何で?」

「まぁ…。俺も男だからね…。」



先生はそう言って頭を掻いた。



気づけばドキドキしてる先生の胸…。