「家の人が心配する。」

「しない。パパもママもあたしに興味ないもん。」

「はぁ…。」



先生はハンドルに頭をつけてため息をついた。



嫌いになる?



「俺んち来る?」



そのまま喋る先生。



あたしは先生の言葉に勢いよく返事をした。



「行く!!」

「ワガママ娘…。」



先生はコンビニを出て車をアパートに向けて走らせた。



2回目の先生の部屋。



この前と何も変わってない。



「未来風呂は?」

「入っていいの?」

「いいよ。」



あたしは先生んちのお風呂を借りてシャワーを浴びた。



先生の前で裸になってる訳じゃないのにもの凄く恥ずかしかった。



先生から借りたTシャツに袖を通す。



先生に抱きしめられてるみたいだ…。



先生から借りたスェットは大きい。



でも、そんな事が嬉しかった。