それから普通に喋ったり、さっきとは違うゲームをして過ごした。



「そろそろ送る。」

「うん。」



夕方になり、俺はまた未来を車に乗せて未来の家まで行く。



こうしてる時にも誰かに見られてるかもしれないと言う恐怖と戦いながら…。



「先生、あたしは先生の何?」



何…。



彼女と言いたい所だ…。



「愛する人。」



俺はそう答えた。



卒業したらちゃんと彼女にするから。



だから今はこれで許して?



「わかった♪」



未来は俺の気持ちを察してくれたみたいだ。



コイツは俺が思ってるよりも大人なのかもしれない…。



「じゃあね先生♪また月曜日♪」

「おぅ♪またな♪」



そう言って未来と別れた。



アパートに戻ると、急に寂しくなった。



また来てくれっかな?



その日は、さっきまでの確かな時間を噛みしめるように眠りについた。