5分経っても先生は来ない。



あたしは携帯とにらめっこ。



アイスは溶かす事なく食べ終わり、しかたないからフェンスによじ登る。



手が熱いけど気にしない。



夏の空はあたしの心とは正反対の青空。



白い入道雲が憎たらしい。



「ピンク~♪」

「きゃぁ!!」



毎度おなじみのパターンで先生に会えた。



「見ないで////」

「はい!?見せてんだろ!?」



あたしはいつも通り小言を言いながら下に降りた。



「遅くなって悪かったな。」



そう言って先生はあたしの頭をぐしゃぐしゃにした。



「怒ってんの?」



先生が少しかがんであたしの顔を覗き込む。



恥ずかしいから見ないで欲しい。



あたしは先生に触られるだけで赤面してしまうんだから////