「あっ…。」



案の定始まってたホームルーム…。



でも、それより…。



「遅れて来たら『すいません』の一言くらい言えないのか!?」

「「すいませ~ん♪」」



最悪な事に、担任になったのは体育の鬼教師。



一気に学校に来る気が失せる…。



あたしと遥は笑って誤魔化して席についた。



鬼教師、田所はホームルームをする。



まぁ程良く聞いて、程良く聞かない。



いつの間にか終わったホームルーム。



今日はこれで終わり。



「未来ちゃん、ちょっといい?」

「えっ?あたし帰りたいんだけど…。」

「すぐ終わるから!!」



去年同じクラスだった男の子に呼び止められて、遥には先に帰ってもらった。



呼び出されたのは屋上。



「付き合ってくれない?」

「ごめんなさい。彼氏いるんだ…。」



彼の告白はほんの2分で終了。



ごめんね…。