「ねぇ遥…。」

「なぁに?」

「雄太さぁ…。浮気してると思う。」

「何で!?」

「最近ドタキャンが多いし、この前部屋に行ったら雄太のベッドから違う香水の匂いがした…。」

「マジ!?最低じゃん!!もし浮気してたらどうするの?」



どうしようね…。



「別れる!!」

「未来はいつもそれだね~…。」



でも内心傷ついてる。



今回だって雄太に本気になりそうだったのに…。



「そろそろ戻ろうか♪」

「行きますか♪」



あたしと遥は教室に向かう。



自分の気持ちを隠して笑う。



ホントな泣いて相談したいよ…。



でも、あたしは昔から素直になれない。



「未来、ヤバイ!!ホームルーム始まってるかも!!」

「ウソ!?ヤバイ♪」



笑ってれば楽しい。



それでいい。