「はい♪」



先生は作り笑いであたしに浴衣を着せた。



「先生…。あたし…。」

「おいで♪」



どうしてそんなに愛してくれるの?



どうしてこんなに暖かいの?



「未来、ごめんな?」

「先生…。」

「だぁぁぁぁ!!」

「えっ!?」

「もう少しだったのにな~…。まぁ冷静に考えたら決意したばっかりなのにそれはねぇよな!?寝るぞ未来♪」



先生はあたしを抱き枕の様に抱きしめて眠った。



早く大人になりたい。



1日1日があっと言う間に過ぎて、早く高校生じゃなくなりたい…。



もっと先生の側に行きたい…。



ねぇ先生?



あたしは今すぐにでも先生が欲しいよ?



あたしはどうして16歳なの?



どうして先生の生徒なの…。



その夜は先生の温もりを確かめながら眠りについた。