「起きろ新!!」

「んぁ!?」

「ついたぞ。」



車で寝てたらあっと言う間に知らない土地に着いてた。



「未来も寝てんじゃん。」

「未来ちゃんって本当にカワイイ♪いじめたくなっちゃうな♪」



恐ろしい事言うなよ沙羅…。



「起きろ未来!!」

「やだ…。」

「着いた!!」

「えっ!?どこここ!?」



未来を起こして旅館に入った。



「新は未来ちゃんと、俺は沙羅とな♪」

「あい。」



隣同士に別れて部屋に入った。



まぁ、至って普通の旅館。



「先生、外の景色がいいよ♪」

「おぉ♪マジだ♪」



山の上に建つ旅館からは下の町並みが見えた。



温泉外らしく至る所から湯気らしき物が立ち上がってて、結構いい感じだ。



「新…。」

「は!?」

「呼んでみただけ////」


外を見つめながらボソッと俺の名前を呟く未来は、照れてるのか、多少顔が赤い。