「未来!!これは…。違う!!コイツは遊び!!」

「ちょっとゆうちゃん!?」

「マジ無理!!未来!!マジで好きなのはお前だけだし!!」

「何それ!?あたしは何なの!?彼女いるなんて…。って、あたしが彼女なんじゃないの!?」



雄太は女に腕を捕まれてて、体はあたしの方を向いてるけど、彼女は雄太を離さない。



「雄太。」

「マジごめん!!」



あたしは雄太に近づいて思い切り頬を叩いた。



「もう雄太なんていらない。あなたにあげる。」

「未来!?ちょっ…。待てって!!」



あたしは雄太の部屋を出て走った。



とにかく、追いかけられたら雄太に掴まっちゃうから、ひたすら走った。



「くっ…。うぅぅぅ…。」



走り疲れて歩いたら涙が溢れ出てきた。