そして、あたしは、

[今日の放課後、屋上で待ってます]

普通の女の子の呼び出し。

そんな感じでいいよね?

[ok]

等も納得。

これで…あたしが勇気を出して、

あとは…等次第…

振られる可能性は高い…のかもしれない…

でも…いいんだ…。

そして…


放課後―…

『おぅ』

等は、もう、あたしが屋上に行く前から居た。

『おッ…おぅ』

顔が真っ赤になって、

ドクン、ドクン、

と鳴っているのがわかった。

『あのさ…』

『何だ?』

等は、不思議そうにあたしを見つめていた。

『等って、あたしのこと、どう思ってる?』

言うのが、いきなり怖くなって、

振られるのが、いきなり怖くなって…

違う聞き方をしてしまった。

『どうって?』

等は、びっくりしていた。

でも、すぐに真剣な目にしてくれた。

あたしの話を…真剣に聞いてくれている…

あたしは…等を信じて良いのか…?

でも…

ううん…信じていいんだ。

あたしが好きなのは等って!!

伝える!!

『等!!あたし、等のことが好き!!』

伝えられた!!

等は、にかっと笑った。

『…俺も♪』

等は、照れながらも、言ってくれた。

ありがとう…

等…あたし、本当の本当に大好きだからね―…