笑顔

『等クンーッ!!』

クラスの女の子達が等に話しかけていた。

以外ともてるんだな…

少しだけ…

少しだけだと思う…

ズキンって…胸が痛んだ……。

等…あたし…

自分が自分じゃないみたい…

あたしは…

等が好き…

大好きなんだ…


そう決断したあたしは、

すぐに美紀に相談した。

美紀は、「やっぱりね」と、

苦笑いをしていた。

あたしは、「美紀にはお見通しなんだねえ…」と、

一緒に苦笑いをした。

あたしは、美紀に、さっそく、

『告白をした方がいいのか』

とか、

『これから、どうやって、接していけばいいのか』

などと、相談をたくさんした。

美紀は、恋バナが大好きだ。

もちろん、友達の恋愛相談も得意だから、

よくされる。



そして…美紀がいったからには―…

『告白をするほうがいいと思う』

と、いう決断。

あたしは、納得した。

だって、等とすぐに側に居たかったから。

よくばりすぎる。

色々、思った。

けど…自分の意思だった。

それが…自分の意思…。