ただなんとなく、本当に意味なんてなかった。

「明日、登校できたら、なでなでして(笑)」

このメールがきっかけになるなんて、アイツもその時は思ってもいなかっただろう。

「わかりました( ^o^)」

本当に先生か、コイツ。
卒業後、ほとんどが就職する田舎の高校。学校自体もユルいけど、アイツはもっとユルかった。生徒は親しみを持って、ウメって呼んでる。時々本名を忘れる、梅田…なんとか、その程度。

興味はあった、何せ、変わり者だった。
単純に、面白い先生だった。