かっちゃんの言葉が信じられなくてそう言ったあたしに、かっちゃんが言った。

「うん・・・言った・・・俺の友達が雪奈を好きで・・・俺、自信がなかったんだ・・・そいつに勝てる自信が・・・そいつの気持ちを裏切ってまで、雪奈に好きだって言う自信がなかったんだ・・・」

そして、もっと早く気持ちを伝えてれば、あたしを苦しめることなかったのにって言ってくれたんだ。

「かっちゃん、あたし嬉しいよ・・・あたし、かっちゃんのことずっと好きでいて良かった・・・」

そう言って、あたしはかっちゃんを見つめてドキドキするのを抑えて言った。

「かっちゃん・・・あたし、かっちゃんが好き・・・大好き・・・」

あたし、きっと真っ赤な顔してる・・・

そんなあたしに、

「バカヤロー・・・そんなかわいい顔してそんなこと言うなよな・・・俺は雪奈を愛してる・・・」

と言ったかっちゃんは、あたしにキスをした。

かっちゃん・・・好き・・・

長くとても甘いキスに息苦しくなったあたしが、かっちゃんの服をギュッと握ると、唇を離してくれたかっちゃん。
そしてまた強くあたしを抱きしめてくれた。