「えっ?!ウソ・・・」

だって鈴木さん、言ったよ?かっちゃんと付き合ってるって・・・
かっちゃんに抱かれたって・・・

その時、頭の上からかっちゃんの怒ってる声がした。

「なぁ、鈴木?俺、お前と付き合ったりなんかしてたっけ?何?昨日、俺がお前を抱いた?愛してるって言った?結婚?わけわかんねぇんだけど!なぁ!なんか言えよ!」

かっちゃんの怒ってる声に耐えられなくなったあたしは、気づいたら叫んでいた。

「やめて!!かっちゃん、やめて!鈴木さんのこと責めないで!」

そう言ったあたしに、かっちゃんは、鈴木さんがあたしを騙してたこと、あたしが泣いてるのは鈴木さんのせいだってこと、それなのに、なんでかばうのかって言った。

「あたし・・・わかるから・・・鈴木さんの気持ち・・・わかるから・・・あたしだって、もしかしたら同じことしてたかもしれない・・・それだけかっちゃんのことが好きなんだよ!あたし・・・わかるよ・・・」

わかるの・・・かっちゃんが好きでたまらない気持ちが・・・