俺が唇を離すと、やっと落ち着いてくれた雪奈。

「雪奈、大丈夫だから・・・ガラスも直ったし・・・とりあえず家に戻って寝よう。俺、そばに付いててやるから・・・な?」

そう言って俺は、雪奈の手を握ってそのまま家に連れて帰った。

「とりあえず、着替えれば?なんなら、俺が着替えさせてやってもいいけど?」

と、俺はわざと冗談ぽく雪奈に言った。

「もう!かっちゃんのエッチ!!着替えるから、外に出てて!」

そう言って、部屋から追い出された俺。
このまま雪奈に想いを伝えたかったけど、俺はやっぱり健介のことが気になっていた。
健介の気持ちを考えたら、俺だけが雪奈を独り占めには出来ない・・・