ガラッ

「先生、雪奈・・・えと、白石さんまだいますか?」

「あら・・・白石さんなら、優しい彼氏が送ってったわよ?あら、あなたも白石さん狙いなの?もう、若いっていいわね~(笑)」

「そんなんじゃ・・・あ、ありがとうございます!」

俺は先生に礼を言って、その場を後にした。

雪奈・・・雪奈・・・

俺は自転車を飛ばして家に向かった。
家の前に着くと、雪奈の家の前に門脇の自転車が止まっていた。
でも門脇の姿は見えない。

雪奈、門脇を家に上げたのか?
今日、父さん達いないのに・・・誰も家にいないのに、門脇を家に上げたのか?

急に不安になった俺は家に入り、雪奈の部屋の様子を見ようと、自分の部屋の窓を開けた。

その時・・・