素早く着替えたあたしは、部屋の外にいるかっちゃんを呼んだ。

「かっちゃん・・・着替えたよ・・・」

それを聞いて部屋に入ってきたかっちゃんは、優しい顔をして、

「雪奈・・・寝ろよ・・・」

と言って、あたしをベッドに寝かせた。

「俺、ちゃんとそばにいるから・・・安心しろ・・・」

そしてあたしの手を握って、頭を撫でてくれたんだ。
そのかっちゃんの手が心地良くて目をつむったあたし。

かっちゃん・・・あたし、また勘違いしちゃうよ・・・

そう思いながら、あたしは知らないうちに眠ってしまった。