えっ?!な、何・・・?!

すぐに離れたかっちゃんの唇。
そのかっちゃんの唇の感触が残ったままの、あたしの唇。
その感触に、落ち着きを取り戻せたあたし。

「雪奈、大丈夫だから・・・ガラスも直ったし・・・とりあえず家に戻って寝よう。俺、そばに付いててやるから・・・な?」

キスのことには触れずにそう言ったかっちゃんは、あたしの手を引き、あたしを家に連れて帰った。

部屋に入ったかっちゃんは、

「とりあえず、着替えれば?なんなら、俺が着替えさせてやってもいいけど?」

と、いたずらっぽい笑顔で言った。

「もう!かっちゃんのエッチ!!着替えるから、外に出てて!」

こういうやりとりしてると、昔に戻ったみたいだな・・・

そう思いながら、あたしは部屋の外にかっちゃんを追い出した。