部屋に入ると、門脇くんはあたしを抱きしめた。
「?!あの・・・門脇くん・・・」
そう言って門脇くんを見ると、その顔はいつもの優しい顔じゃなくて、怒った門脇くんの顔だった。
門脇くん・・・怒ってるの?
そう思った瞬間、あたしの体はベッドに押し倒されていた。
「きゃっ!!門脇くん、何するの?!・・・ん!!」
そう言ったあたしの口は、門脇くんの唇で塞がれてしまった。
必死に逃れようとするけど、門脇くんの力は強くて・・・
あたしなんかの力じゃ逃げることが出来なかった。
や・・・やだ・・・かっちゃん・・・助けて・・・
「かっちゃん!助けて!!」
門脇くんが息をするために一瞬唇を離した時、あたしはそう叫んだ。
その言葉に怒りを露わにした門脇くん。
「なんで・・・なんで須原なんだよ!」
そう言った門脇くんは、またあたしの口を塞いだ。
かっちゃん・・・助けて・・・かっちゃん・・・
その時・・・