「よっ・・・こらせっとォ・・・どれどれ??」

人混みをどかしまくってやっと先頭に到着。

「あ、亜魅ィ・・・待ってよぉ・・・」

「めんごめんごッ・・・って・・・あああああああああああああああ!?」

───シーン──・・・

一気に静まり返る野次馬。

「うっ・・・あ、スミマセン。」

・・・「いーっだ」

ウザい。  何でアイツがァア・・・命の恩人ッ・・・

「どうしたの? 亜魅。 誰だったの??」
「命の恩人でした」
「へ??」