「ねね、命の恩人って誰誰??」

さっきから興味しんしんに聞いてくる美々。

「人間」

「そうじゃなくて・・・」

「思い出すだけでムカつくしッッ!?  もぅ命の恩人の話はやめて」

「う・・・うん」

ショボン・・・という効果音が付きそうなほどしょんぼりしている美々。


「多分あと2、3回は会うだろうな・・・」

「そうなの!? やった♪」

「多分だけどね!? 多分!!」