『照れ屋な可愛い夕島ちゃんのあだ名思い付いた!!』
夕島「二言余計よ。……で、どんなのよ?」
『むふふぅーっ、知りたい~?知りたいのぉ~?どうしても知りたいって言うなら教えてあげても』
夕島「早く言えや」
『もーしょーがないなー、夕島早苗の“さなえ”から取って…』
『“さえ子”!!』
夕島「何でそーなるのよ。」
『さなえの"さ" と "え" と子を合わしたの!!』
夕島「なんで"な"を抜かして"子"が着くのよ」
『いーのーっ、理由なんて無いの、ただ気に入っただけ!!似合ってるし!!』
夕島「…本当、自由奔放ね。理屈なんて物は馬鹿には無いかぁー」
『ぇ、今私馬鹿にされてる?』
そう憎まれ口を叩いたさえ子の横顔は、少し嬉しそうに見えた…――――
次の日、学校に行くと担任でありサボった数学の担当教師でもある玉村先生に長い長い説教を喰らった
勿論、二人仲良く、肩を並べて。