「果南先輩にとって、純玲先輩が傷つくのは辛いですよね。おとなしく、果南先輩がいじめられたら、純玲先輩は傷つきませんよ?精神は知らないけど。」



「いいじゃない。乗ってあげるわ。」


ただしと付け加える。


「もしあなたが負けたら、この学園から出て行ってくれる?」


今日付けでこの学園は

私の本宅のものになるの。


「もし、純玲の精神が折れたら私の負け。私がここから出るわ。」


「新菜がつぶれたら、新菜の負け。」



それじゃダメなの。

アナタには。

これ以上もない苦しみを与えたいの。

「輝が迷ったらよ。純玲を取るか新菜を取るか。」


ふふ・・・。


どう?最高のステージでしょう?

狂い始めた私たちにはぴったりなの。


「いいですよぉ。せいぜい純玲先輩をつぶさないでくださいねえ?」

にこっと効果音付きの笑みを残していった。