「純玲、理事長が、今日も・・・。果南も。」
「うわ・・・。」
果南が露骨に嫌そうな顔をする。
あたしはそんな果南を引っ張っていく。
***
「失礼します。」
そう言って理事長室に入っていく。
「よく来たね小林さん。南さん。」
新菜ちゃんいるし・・・。
「パパぁ、昨日、新菜、果南先輩に殴られたのぉ・・・。純玲先輩にもぉ、その、お友達って言う男の人にぃ・・・」
「ありえないわね。」
果南ナイス。
だって見た感じ、怖そうじゃないもん。普通怖がるでしょう?
「黙りなさい。南さん。新菜続けて。」
「男の人にぃ・・・殴られてっ!!」