「だから、純玲は悪くないって言ってんでしょう!!聞き分け悪いわね。」
果南の声が響く。
校長敵にするとかよくやるよ。果南。
「君は、小林に脅されているんだろう?」
「・・・。」
あ、果南キレる・・・。
「何が校長よ。生徒一人一人をちゃんと見ないで校長だって偉そうにしてんなよ!!お前、教育者だろ!!お前がそんなんじゃ、生徒も寄り付かねえよ!!今度、私と純玲をよくも知らずに呼び出してみろ。社会から追放してやる。」
おお。一気に行った~。すご~。
ま、確かにそうなんだよね。
「さすが果南だな。」
「でしょ~。」
まあ、あたしが威張ることじゃないけどね。
恭介は、果南が信頼してる教師だから、果南のこと知ってるしね。美波薫の娘ってこと。
だから、果南を敵に回してる奴みると、メールしてくるんだよね。
・・・
授業中
でも。