「噴水がない金持ちっていたんだな。」


そこ?!

「噴水ってお金持ちの家には大概あるの?」

純玲が輝に聞く。

「当たり前だろ?薫さんの家なんか噴水20だぜ。」

違います。21個です。一個多いですよ。

薫さんの家=私の家ですからね。


まあ、さすがにマンションにはないけどね?

「この薔薇園ゎ、新菜専用なんですう♪」

新たに自慢始めたよ・・・。


しかも狭い。3人はいっても狭いくらいの小屋が新菜専用・・・。


自慢になんかならないわよ。

薔薇園じゃなくて薔薇小屋の間違いなんじゃないの?


「入りますかぁ?」

「入れないよね。果南。」

「そうね。夏葵。」

私が庶民じゃないことを知ってる3人は、呆れてる。

3人とも本宅に来たことあるしね。