「そりゃそうですよぉ。新菜や輝先輩みたいなお金持ちならともかく♪」


「帰ろうかな。」

純玲がそんなこと言うなんて珍しい。

「ええ?帰らないで下さいよぉ。新菜ひとりはやですぅ。」


うっぜえ。


「・・・いくら新菜ちゃんでも果南を侮辱とか許さないよ。果南を侮辱していいのはこの世に誰もいないの。」


純玲。私のことなんていいのに。


「僕も帰ろうかなあ」

「私も帰ろうかしら。」
「じゃあ俺も。」


ふふっ。私たち4人のきずなは強いのよ・・・。


「果南先輩ぃごめんなさぁい。だからぁ帰らないでぇくださぁい!!」


でも。何か嫌。

わかってたよ。新菜にとって私はただのおまけだって。

だから嫌いなんだよ。あんたのこと。