「あ~、明日は終業式なんだねぇ~」

なんか早い~と果南が笑う。あたしもつられて笑った。

「さっむ~」

笑ってたくせに顔が変わってあたしと柚香は顔を見合わせて笑った。
声を上げて。



「なーに、笑ってんの~??」

「果南がおかしいから。」


「なっ!!しっつれーなっ!!」



にこっと笑って柚香が言った。

「そういえば、12月31日って暇ですか?」

大晦日・・・か。まあ特に用事はないかな。


「年越しパーティーしません?あ、メンバーは、私と輝先輩と夏先輩と、舞と新菜に桃子、愁君、波音です。」


「私行きたい~。」

「あたしも~。」

「場所は、新菜の家ですっ。新菜、その日一人らしくて。みんなで盛り上がろうって!」


新菜ちゃんは超お金持ち。

「新菜が、純玲先輩と果南先輩も誘いたいって言ってたんです。」


果南はにこっと笑った。
「お礼言っとかなきゃね。」


あたしも笑い返した。そうだねって。