ゆっくりと歩いて車に乗る。

「担任になんか言われたの?」

あたしは聞いてみる。

「…まあ。」

「……そっか」

何言われたかききたい。
…聞かない方がいいのかな?

「……ごめんね?」

「愛が謝ることじゃねぇよ」

そう言って頭を撫でてくれた。車のエンジンをかけて進みだす。
……気にするよ。
あたしも話しかけてるから。
…妊娠検査薬。
正直、あたしにはまだ無縁だって思ってた。まだまだ子供で自分の子供を産むなんて考えないから。

「ごめん、弟が熱だしちゃってあたしはやく帰らなきゃ…」

「いいよっ♪気にしないでね(笑)」

「ありがと♪ ……あれ買うのはついていくから♪」

「隼人くん、莉奈んちまでおくってくれる?」

「いいよ。愛はどうする?」

うーん…
家に誰もいないから1人で居るのはいやだから〜…
歩いて帰れないわけじゃないけど…

「隼人くんはいつ終わるの?」

「あと少しだけど」

「じゃあ待ってる♪」

「わかった」

そんな話をしてると薬局についた。