「そんなの無理だよぉ~。

 気持ちだけで十分!

 こんな私に選択肢を一つ増やしてくれただけで

 私は満足!!

 神様ありがとね☆」


私は下唇をギュッと噛み

涙を堪え笑顔で答えた





その日の夜

私は親に電話した


「明日迎えに来て!

 退院するから…。」


私は修司に恋をしたことを後悔した


盲目になった私が

これから先結婚なんて出来るわけない!

自分のことも何も出来ないのに

結婚なんてしたら相手に迷惑かけちゃう…

付き合っても

まともにデートだって出来ないし

子供だって育てることは出来ない

修司には絶対

辛い人生を歩ませたくない!


こんなに辛い思いをするなんて…

何で好きになっちゃったんだろぉ…。


見えない相手に恋した麻美

見えなくても心は確かに繋がっていた



好き・・・・