何日たったのだろう

私は相変わらずベット上だけの生活

病室を出る時はトイレに行く時だけ…

そんな生活だった


看護師が声をかけてきても

相変わらず受け入れる気配もなく


「うるさいなぁ~。」


の一点張り


だが、私にも楽しみがあった


夕日が麻美の顔を照らし

少しだけ光の暖かさを感じる頃

1日1回、数十分だが

どこからともなく心地よい風が吹いて来る

風と共に運ばれてくるどこかしら懐かしい臭い

麻美はこの臭いを嗅ぐのが好きだった


今日も届いた…

神様からの手紙


いつしか神様からの手紙と題し

今日もこの時が来るのを待っていた